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未亡人下宿~お部屋、貸します~
第7章 ほんとうの愛
「彼女、さっき俺を訪ねて来たんですよ。
昼間、太郎が留守だったから
挨拶できなかったからって
俺にあいつを紹介してくれって…
仕方ないから奴の部屋を教えて紹介してやったさ
そしたらあの女、奴の顔を見るなり、
ありがとうあなたはもういいわと
俺を置き去りにして、
さっさと奴の部屋に上がり込んじまいやがった」

「別にかわまないじゃない。
それのどこがふしだらなの?」

「あの女、奴の部屋に消えて10分と経たないうちに艶めかしい声を出しはじめたんだ。
ほら、ここのアパートって壁が薄いから
奴の部屋と俺の部屋は一部屋隔ててるけど
音が筒抜けなんだよね」


アパートの住人が
大家に苦情を言いに来たというよりは

好意を抱いていた女が
同じアパートの住人とSEXしていた恨みや妬みの憂さ晴らしに来たという感じだった。

「三木さんには正式に契約したら
色恋沙汰もほどほどにねと釘を刺しておくわ」

そう言いながら、
彼女に言い寄られたら
私自身また抱かれてしまうかもしれないと
思わずにはいられませんでした。
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