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JOY(濡れる女医)
第9章 処女を奪った男
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バージンを奪っておきながら
連絡先はおろか、
ちゃんとお付き合いをしたいとかの
アクションさえなく奈美の前から消えた男…
こんな男の傍にいたくないと
荷物をまとめて席を移ろうとした。
だが光太郎は奈美の腕を
すかさず掴んで離さなかった。
「やめてください。大声を出しますよ」
「まあそんなに怒るなよ。
あの時の事は謝るよ、本当に申し訳なかった…」
光太郎はそう言って頭を下げた。
「こんなところでよしてください!」
奈美は慌てて男に頭を上げさせた。
「君とちゃんと話をしたかったんだ。
セミナーが終わったら連絡をくれないか?」
男は携帯電話の番号をメモすると
奈美に受け取らせた。
「待ってるから…」
そう言い残し光太郎は席を立った。
その夜、奈美はホテルの部屋で
番号が書かれたメモを見つめながら悩んでいた。
『今さら会ったところでどうしようと言うのよ…』
そう思ったが
バージンを奪った代償に
今夜の食事ぐらい奢らせてやろうと
奈美は電話を掛けた。
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