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JOY(濡れる女医)
第9章 処女を奪った男
「こんにちは」
二人の会話を打ち切るように
ナースステーションの前を
大久保早苗が軽く会釈をしながら通り過ぎる。
後ろ姿を見送りながら
大久保さんって確か先日退院されたのでは?と
洋子に問うと
「大場さんが目当てよ~、
何だか仲が良くてね
退院後もああやって見舞いに来るのよ。
着替えとか持って来てまるで母親気取りよ…」
「そうなんですか~、
でも、患者さん同士が
不仲になるよりはいいじゃないですか」
「そうだけどね~、
まあ、大場さんとこは共働きで
なかなかお見舞いに来れないから
親御さんとしても助かるんだろうけど…」
でも、そう言えば…と洋子が言葉をつないだ。
「大久保さん、
あの人も匂いが変わったわよねえ…
もしかしたら幸人君のお父さんと
不倫関係になってたりしてね」
まあ、それはないか~と笑い飛ばしながら
自分の席に戻って行った。
幸人と大久保早苗さん?
なんだか胸騒ぎがする…
奈美は慌てて幸人の病室に駆け込んだ。
「幸人く…ん…」
奈美の目に飛び込んできたのは
下半身を露出させた幸人と
股間に顔を近づけてる早苗の姿だった。