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レンタル熟女
第1章 レンタル稼業
どれほどの時間が経ったろう?
実際には数十秒であったであろうが、
亜由美にはかなり長時間に感じられた。
呼吸がしたい…
思いっきり深呼吸がしたい…
血液中の酸素濃度が
みるみる下がっていくのを
自分でもわかりはじめた。
やがて自分が湯の中だとわからなくなり、
いつものように呼吸をしようと思い始める。
湯を肺で満たしてみれば
わずかに溶け込んでいる酸素を
肺の細胞が酸素を吸収してくれるかもしれない…
そんな馬鹿げた考えをしてしまう。
思考能力が消え失せ、
無意識で湯の中で呼吸をしようかとした瞬間、
再び髪の毛を鷲づかみされ
水中から引き上げられた。