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レンタル熟女
第1章 レンタル稼業
寒空の下、亜由美はカイロを握りしめて
寒さをしのいでいた。
年の瀬ということで
多くの工場は操業をストップしているのだろうか、やけに今夜は空気が澄み切っていて星がいくつも夜空に瞬いていた。
『今月の支払いは大丈夫かしら…』
亜由美は頭の中で銀行口座の残高と
支払い分を計算していた。
なんとかパンクしなくてもいいとわかって
ホッとしたものの、
こんな自転車操業では
そのうち預金も底をついてしまう。
「よっ!おばちゃん、
こんなに寒いのに立ちんぼかい?」
頭にサンタ帽を被った酔っ払いが
冷やかして通り過ぎてゆく。
『そうやよ!立ちんぼやよ!悪いんか!』
遊んでいかへんか?と
酔っ払いに声をかけながらも
心の中であんたみたいな醜男なんかと
寝てやるもんかと毒づいた。
『あかん、あかん…
客を選り好みしてる場合とちゃうねん』
四十手前の女なのだ。
買ってくれる男がいるのなら
喜んで股を開かないと…