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レンタル熟女
第2章 クラブを経営する夫婦

案内された部屋は
キングサイズのベッドが置かれていて
照明がピンク色で
昭和時代に流行った日活ロマンポルノの
濡れ場シーンによく使われたような部屋だった。


亜由美は、その妖しげな雰囲気に
足が止まってしまった。

「さあさ、何してんねん。はよ入りや」

男は亜由美の腕を取って部屋の中に引きずり込む。

レンタルされたからには文句は言えないが、
せめてちゃんとしたラブホテルに
連れ込んでもらいたかった。

だが、亜由美にしても
プロとしての自覚があったので

「ムードたっぷりの部屋やん。うち、嬉しいわ」と
甘えるように男に抱きついた。

「やめてくれ!気色悪い!」

亜由美にしてみれば強く抱きしめられて
ヤニくさい口で
ベロチューでもされる覚悟でいただけに
何が何だかわからなかった。

「お前はさっさとベッドの上で
その趣味の悪い服を脱いで
裸になったらええんや!」

男は亜由美を突き飛ばしてベッドに投げ込んだ。

「痛いやんか!
うちとセックスするんと違うのん?」

ベッドの上で上半身を起こして
亜由美は男の真意を問うた。
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