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レンタル熟女
第4章 逃亡そして新たな旅立ち
三人は国道でタクシーを捕まえると飛び乗った。
「どちらまで?」
何も知らない運転手は
のんびりとした口調で問いかけた。
「と、とりあえず出してくれ!」
切羽詰まったマスターの指示に
訳ありだろうと感じ取った運転手は
何も聞かずにタクシーを発車させた。
「あんた…行く当てはあるの?」
ママさんがタクシーの運転手に聞こえないように
小声で問うた。
「とりあえずホテルにでも身を隠すか…」
マスターが困り果てたように答えた。
「これも何かの縁ですし、
良ければ私のマンションに行きませんか?
これからのことをそこで話し合いましょうよ」
亜由美はもはや
三人は運命共同体のような気がして
そのように提案した。
「ええんか?」
逃亡の軍資金はなるべく使いたくなかったから
亜由美の提案には安堵した。