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揉ませていただきます
第11章 女性編 幸雄と由美子
3組のお客様がチェックアウトしたのを見届けると、
静子は鍼を持って幸雄さんの部屋を訪ねた。
ドアをノックすると「動けないんだ…
鍵は開いてるから用があるなら入ってきてくれないか」と部屋の中から声がした。
中に入ってみると
幸雄さんはうつ伏せのままおとなしく寝ていた。
「腰を痛めたって聞いたから…」
「ああ…全く情けない」
由美子さん相手に頑張りすぎたのねと
イヤミのひとつでも言ってやろうかと思ったが、
顔をゆがめて痛がっている幸雄さんを見ると
そんな気持ちもどこかへ行ってしまった。
「鍼を打ってあげるわ。すぐに良くなりますから」
静子は布団を引き剥がして驚いた。
幸雄さんったら
下半身がすっぽんぽんだったからだ。
由美子さんとSEXをしてそのままの状態なのだったことは火を見るより明らかだった。
静子は嫉妬心をグッと堪えて
腰をアルコール消毒し始めた。
「ほんとに情けない…
昨夜、君が具合が悪くなったとかで
代わりにやって来た女とおまんこしちまってさあ…」
幸雄さんは悪びれる様子もなく話し始めた。

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