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揉ませていただきます
第5章 男性編 マッサージの依頼

「失礼いたします。マッサージ師でございます」

声をかけると部屋の中から
「お待ちしてました。どうぞ」と
若い女の声がした。

てっきり熟女だとばかり思っていた健斗は
びっくりした。  

部屋に入ってみると、
やはり20代半ばの
うら若き女性がお布団に体を横たえていた。


「この度はご指名いただき…」

そんな他愛ない挨拶を済ませ

「では早速始めさせていただきます」と
浴衣姿の女性に日本手ぬぐいを掛けた。

揉み始めて気づいたのだが、
やはり若い躰はどこにもコリはなかった。

強く揉むと揉み返しがあって
施術後に痛みが出るのでなるべくソフトに揉んだ。



「ひとり旅ですか?」

頃合いを見て健斗は問いかけてみたが
返事はなかった。

尻近くの大腿部に差し掛かると、
女は少しずつ脚を開き始めた。

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