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揉ませていただきます
第8章 女性編 女指圧師

日本と韓国の関係がギクシャクして
インバウンド効果も失速してしまい
連日連夜満室状態だったこの旅館にも
かなりの空室が目立つようになってきた。

仲居の静子(せいこ)も
大忙しだった日々は過去の事で
ゆっくりと落ち着いてお布団を敷く事ができた。

あれほどうるさかったハングル語が聴けなくなったのは少しばかり寂しいが、
静寂が戻って日本旅館らしさを取り戻したとも言えた。


この旅館の主人もそうだが、
旅館組合も自治体も
もっと国内のお客さんを
呼び込むアピールをすれば良いのにと静子は思う。

日本人のお客さんはいい。

それも年配者だともっと良い。

あの人達は旅館にチェックインしたあと、
お茶の用意に部屋を訪れると、
「これ、少ないけどさ…
チェックアウトまでいろいろ宜しくね」と、

ポチ袋に1000円ほど忍ばせて
心付けを頂けるのだから。

西洋人の中には
チップ制度が体に染みついているのか、
事あるごとに
小銭を頂ける方もいらっしゃいますけど、
ガイドブックなどに
チップは不要と記載されているのか
何もくれない方が多くなった。


確かに日本のガイドブックや
旅館のパンフレットには
心付けは不要と記載されているので
本当は受け取ってはいけないのだけれど、
お給料が安い静子たち仲居にとっては
頂けるものは有り難く頂戴する事にしていた。
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