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揉ませていただきます
第8章 女性編 女指圧師
静子は整体師の免許を持っていたので、
仲居の仕事が一段落すると
深夜まで旅館に待機して指圧のお呼びがかかるのを待った。
だが、街中に簡易マッサージ店が増えた関係で
旅館の部屋にメニューとして
PRパンフレットを置いてあるが
今やそれを利用する客も少なくなった。
『そりゃそうよね…
簡易マッサージのお店の方が安いもの…』
30分5000円か…
それがこの旅館のお値段。
5000円もあれば街角の簡易マッサージ店なら、
安いところでは90分コースもある。
そんな訳で静子の生活はとても厳しかった。
。。。。。。。。。。。
「静子さん、暇かい?」
従業員控え室で今夜もスマホゲームの
ツムツムで遊んでいる静子に
流れ板の幸雄さんが声をかけてきた。
「ご覧のとおりよ」
スマホ画面から目をそらさずに
幸雄さんに返答をした。
「じゃあ、いつものようにちょっくら頼むよ」
こうして板前の幸雄さんが
たまに静子にマッサージを頼みに来る。
「板前は立ち仕事だから
脚がパンパンになっちまっていけねえや」
幸雄さんは静子を自分の部屋に連れて行くと
割烹着を脱いで下着姿になり
布団に寝転びながらそう言った。
幸雄さんは流れ板と言って、
各地の旅館を渡りながら
半年ほどでまた違う旅館へ行ってしまうのだった。
腕を見込んで旅館から
ずっと働いて欲しいとお願いされても
去って行くことにしてるのだそうで、
定住する事を嫌うので
きっと脛に傷を持つやくざ者なのだろうと
静子は勝手に思い込んだ。
年の頃は田舎で一人暮らしをさせている
静子の父と同い年位だろうか…
そんな訳で静子は幸雄さんを父親のように慕った。
仲居の仕事が一段落すると
深夜まで旅館に待機して指圧のお呼びがかかるのを待った。
だが、街中に簡易マッサージ店が増えた関係で
旅館の部屋にメニューとして
PRパンフレットを置いてあるが
今やそれを利用する客も少なくなった。
『そりゃそうよね…
簡易マッサージのお店の方が安いもの…』
30分5000円か…
それがこの旅館のお値段。
5000円もあれば街角の簡易マッサージ店なら、
安いところでは90分コースもある。
そんな訳で静子の生活はとても厳しかった。
。。。。。。。。。。。
「静子さん、暇かい?」
従業員控え室で今夜もスマホゲームの
ツムツムで遊んでいる静子に
流れ板の幸雄さんが声をかけてきた。
「ご覧のとおりよ」
スマホ画面から目をそらさずに
幸雄さんに返答をした。
「じゃあ、いつものようにちょっくら頼むよ」
こうして板前の幸雄さんが
たまに静子にマッサージを頼みに来る。
「板前は立ち仕事だから
脚がパンパンになっちまっていけねえや」
幸雄さんは静子を自分の部屋に連れて行くと
割烹着を脱いで下着姿になり
布団に寝転びながらそう言った。
幸雄さんは流れ板と言って、
各地の旅館を渡りながら
半年ほどでまた違う旅館へ行ってしまうのだった。
腕を見込んで旅館から
ずっと働いて欲しいとお願いされても
去って行くことにしてるのだそうで、
定住する事を嫌うので
きっと脛に傷を持つやくざ者なのだろうと
静子は勝手に思い込んだ。
年の頃は田舎で一人暮らしをさせている
静子の父と同い年位だろうか…
そんな訳で静子は幸雄さんを父親のように慕った。