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揉ませていただきます
第2章 男性編 雇用テスト
「では、失礼させていただきます」
建斗は日本手ぬぐいを取り出すと
布団にうつ伏せで寝ている女将の足にかけ、
丁寧に女将のふくらはぎを揉んでいく。
「あら、お上手ね」
「ありがとうございます」
定職に就けるかどうかの瀬戸際なのだ。
建斗は誠意を込めていつも以上に丁寧に揉んだ。
「従業員の手前、
なかなか座って休めなくて
ずっと立ち仕事だから
揉んでいただくと気持ちいいわ」
「立ち仕事は脚はもちろん
臀部や腰にも疲れがたまりますからね」
建斗の手は休むことなく太股、臀部と
体の中心に向かって昇っていく。
若い頃は何かスポーツでもしていたのだろうか、
女将の尻は人並み以上にヒップアップされて
肉付きも良く揉みごたえがあった。
これが男女の戯れならば
すかさず尻の谷閒に指先を這わし、
人目にさらさない箇所の手触りを
楽しむのだろうが
男の手は職人のプライドで
いやらしい動きをこれっぽっちもみせずに
ひたすらツボをピンポイントで揉みほぐした。