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揉ませていただきます
第9章 女性編 流れ板 行雄さん

一人部屋に残された幸雄さんは
しょげ返っていた。


『挿してやりたかったなあ…』

そう呟くと己の股間に目をやった。

還暦間際の幸雄さんは
一日一発が限界だった。

尺八で抜かれずに我慢していれば
挿入してやれたかもな…


そんな想いをもう一人の自分が責める。

『おいおい、
お前の人生の半分も生きていない女を
抱こうだなんて
虫が良すぎるんじゃねえのかい?』


そうだよなあ…

いくら興奮したからと言って、
尺八をお願いするんじゃなかったよな…

そう呟くと「このイタズラ坊主め」と
自分のちんぽを捻った。


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