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愛の隠れ家
第5章 忘れ物を取り戻したい男

「あ、いや怖がらないでください、
僕はさっきまで
この部屋を使っていた者なんです」

男の穏やか口調に
聡美も少しずつ落ち着きを取り戻し始めた。

「えっと…そ、それでですね、
忘れ物をしちゃって取りに引き返してきたんです」


「忘れ物…ですか?」

「ええ。お恥ずかしい話なんですが
バイブを忘れちゃって…
そう、丁度そんなやつです」

男は聡美の股間で
クネクネと蠢くバイブを指差した。


じゃあ、このバイブが…

聡美は股間から慌てて抜き取り、
コンドームを外して枕元のティッシュで拭い、
男に差し出した。

「す、すいません…つ、使っちゃいました…」

聡美は顔から火がでそうなほど恥ずかしかった。


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