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愛の隠れ家
第5章 忘れ物を取り戻したい男

「え?」
着信音に聡美は現実に戻された。

音のした足元に目をやると、
そこには見知らぬ男が
顔半分を覗かせてうずくまっていた。


見つかってしまった…

ここはいそぎよく謝るしかなかった。

男は立ち上がり
「すいませんでした」と頭を下げた。

同じように股間のイチモツも
シンクロするかのように萎れて亀頭を下げた。

「きゃあー!!」

聡美は絶叫して体をくの字に折り曲げた。

驚きと恥ずかしさで思わず両手で顔を覆った。

頭隠してなんとやらで
体をくの字にして胸を隠していても
股間は丸見えで、閉じた脚の付け根から
バイブが突っ込まれたまま
モーター音を発しながらクネクネと動いていた。


「あ、騒がないで…決して怪しい者じゃありません」
いや、このシチュエーションは
どう見ても怪しいだろうと思いながらも
佐藤は弁解を続けた。


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