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TRUE COLORS ~PURPLE~
第15章 “EDEN”
満身創痍の面持ちで私のオフィスに戻って来たレイ。
けんもほろろと言った感じだったんでしょうね。
しょうがないわ。
徹ちゃんだもの。そうそう本心見せたりするもんですか。
でも、アレでしょ?あなたたちのためにやってるのは間違いないのよ。
仕事は抜かりなくやる徹ちゃんよ。
でもね。今回の徹ちゃんからは並々ならぬ気迫を感じたわ。
私にはまだ掴めてないことがあるんでしょうけど。
でも、分かってあげなさいよ。レイ。
彼は悩んでいるわ。
でも、あなたたちのために死ぬ気で頑張っているのは、間違いないわよ。
揃えて欲しいと言ってきたメンツからでも分かるもの。
「食わねえの?」
自分で運んできたフライドポテトを
口の中に放り込みながらニヤニヤ笑うケルビム。
「食べるわよ!」
と彼の前にあったフライドポテトの皿を取り上げて、がっついてやった。
全く!朝比奈め。正論吐くもんだから、
こっちだって何も言えなくなっちゃうじゃないのよ!
やつれて!鬼気迫る顔で。
……美味しいわね。フライドポテト。
「こっちも旨いぜ?ほら、毒見してやったから、食え。」
と唐揚げをひとつ口に入れるケルビム。
もちろん、その皿も奪い取って食べる。
うん、美味しい。
「お前のグラスの飲み物も毒見してやろうか?」と笑いやがる。
大丈夫よ。何も仕込んじゃいないから、まずはお腹の中に何か入れなさい。
人間、お腹が減ってたら碌な考え持たないから。とマチ子ママが笑う。
食べだしたら分かったけど。けっこうお腹空いてたみたい。私。
けんもほろろと言った感じだったんでしょうね。
しょうがないわ。
徹ちゃんだもの。そうそう本心見せたりするもんですか。
でも、アレでしょ?あなたたちのためにやってるのは間違いないのよ。
仕事は抜かりなくやる徹ちゃんよ。
でもね。今回の徹ちゃんからは並々ならぬ気迫を感じたわ。
私にはまだ掴めてないことがあるんでしょうけど。
でも、分かってあげなさいよ。レイ。
彼は悩んでいるわ。
でも、あなたたちのために死ぬ気で頑張っているのは、間違いないわよ。
揃えて欲しいと言ってきたメンツからでも分かるもの。
「食わねえの?」
自分で運んできたフライドポテトを
口の中に放り込みながらニヤニヤ笑うケルビム。
「食べるわよ!」
と彼の前にあったフライドポテトの皿を取り上げて、がっついてやった。
全く!朝比奈め。正論吐くもんだから、
こっちだって何も言えなくなっちゃうじゃないのよ!
やつれて!鬼気迫る顔で。
……美味しいわね。フライドポテト。
「こっちも旨いぜ?ほら、毒見してやったから、食え。」
と唐揚げをひとつ口に入れるケルビム。
もちろん、その皿も奪い取って食べる。
うん、美味しい。
「お前のグラスの飲み物も毒見してやろうか?」と笑いやがる。
大丈夫よ。何も仕込んじゃいないから、まずはお腹の中に何か入れなさい。
人間、お腹が減ってたら碌な考え持たないから。とマチ子ママが笑う。
食べだしたら分かったけど。けっこうお腹空いてたみたい。私。