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TRUE COLORS ~PURPLE~
第18章 Older friends
「LINEに桜井から仮縫い出来た分の
合わせに来て欲しいと連絡があったから明日にでも寄って?」
私の入院道具が入ったバッグを手渡してくれながら
タクシーに乗り込む私を見送りしてくれるレイ。
泣き腫らした目が、ホントに大丈夫なのって言ってる。
何か言おうとレイが口を開きかけた途端、朝倉医師がタクシーの運転手さんに
「出して下さ~い」と言って笑ってレイの腕を取る。
私も走り出したタクシーから二人に手を振った。
昨夜遅くまで開催されたガールズトークで、朝倉医師とキャシー先生に
『いい?沙織ちゃん。恋をしたのなら少しはレイ離れしなきゃダメよ?
べったりレイに張り付かれてたら実る恋も実らなくなっちゃうから。』
とか。
『重度のブラコン女子は男の人に敬遠されるわよ?』
とか恋バナしてるうちに色々言われちゃったなぁ。なんて考えてたら。
『好きだよ、沙織ちゃん。』
と桜井さんに言われたのを思い出してしまった。
やだ、どうしよう。私一人でASAHINA行って、いつも通りでいられるかしら。
もう、レイの存在が恋しくなった。
あ、これがいけないのね。と反省しながらマンションに一人帰って行った。
合わせに来て欲しいと連絡があったから明日にでも寄って?」
私の入院道具が入ったバッグを手渡してくれながら
タクシーに乗り込む私を見送りしてくれるレイ。
泣き腫らした目が、ホントに大丈夫なのって言ってる。
何か言おうとレイが口を開きかけた途端、朝倉医師がタクシーの運転手さんに
「出して下さ~い」と言って笑ってレイの腕を取る。
私も走り出したタクシーから二人に手を振った。
昨夜遅くまで開催されたガールズトークで、朝倉医師とキャシー先生に
『いい?沙織ちゃん。恋をしたのなら少しはレイ離れしなきゃダメよ?
べったりレイに張り付かれてたら実る恋も実らなくなっちゃうから。』
とか。
『重度のブラコン女子は男の人に敬遠されるわよ?』
とか恋バナしてるうちに色々言われちゃったなぁ。なんて考えてたら。
『好きだよ、沙織ちゃん。』
と桜井さんに言われたのを思い出してしまった。
やだ、どうしよう。私一人でASAHINA行って、いつも通りでいられるかしら。
もう、レイの存在が恋しくなった。
あ、これがいけないのね。と反省しながらマンションに一人帰って行った。