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TRUE COLORS ~PURPLE~
第18章 Older friends
「やっぱり凄くお似合いでした!
完成したらもっとお似合いになると思います!」
合わせた仮縫いの衣装をトルソーに着付けながら興奮気味な百瀬さん。
そんなに褒められたら恥ずかしくなってしまう。
「お疲れになりましたよね!休憩いたしましょう!」
と椅子を勧めてくれる。
「コーヒーになさいます?」
「百瀬さん。あの、敬語、止めて頂けませんか?」
年下である私にあまりにも敬語で丁寧に
接してくれる百瀬さんにそう提案してみる。
だって、きっとこの会社で私と一番年齢が近いであろう彼女。
あまりにも敬語で丁寧にされると壁を作られているようで、
レイが傍にいない分何だか居心地の悪さを感じてしまう。
何を言われているのか分からないという顔で私をぽかんと見つめている。
無理なお願いだったかな。
「無理なら…」そう言いかけると
「いいんですか?」と弾んだ声が返ってきた。
今度はこちらがその勢いに気圧されていると
お人形さんみたいな私に緊張してしまって、
しかも火傷を負わせてしまったのが心苦しくて
ついこんな風にしてしまったとか。
いちいちかわいくて、それにいちいち舞い上がってしまってとか。
聞いてて身もだえするほど恥ずかしいコトを力説した後
出来ればお友達になって欲しいと思ってると
言ってくれた百瀬さんに
「嬉しいです!是非!」と思わず口をついて出た言葉に
狂喜されハグされて。二人で笑いあった。
レイ、どう?私、早速年上のお友達作れたわよ。
今日差し入れで持って行ったワッフルを食べながらのコーヒータイム。
「美味しい!いつも差し入れしていただくスイーツホントにどれも美味しくて!」
「よかった。学校にねスイーツ情報すごいお友達がいてね。
その子に教えてもらってるの。」
「そうなの!ホントに美味しい!」
「百瀬さんは何系が好き?フルーツたっぷり系とかは?」
そう言うと、はしゃいでいた百瀬さんがピタと止まる。
「ね、百瀬さんじゃなくて。まりか。名前でまりかって呼んで?」
「まりかちゃん、じゃなくて?」
流石に年上のお友達呼び捨てには出来ないよ。
「アメリカでは、ジョンとかメアリーとかってそう呼ばない?」
うん、呼ぶよ。と呟く。でも…….。
完成したらもっとお似合いになると思います!」
合わせた仮縫いの衣装をトルソーに着付けながら興奮気味な百瀬さん。
そんなに褒められたら恥ずかしくなってしまう。
「お疲れになりましたよね!休憩いたしましょう!」
と椅子を勧めてくれる。
「コーヒーになさいます?」
「百瀬さん。あの、敬語、止めて頂けませんか?」
年下である私にあまりにも敬語で丁寧に
接してくれる百瀬さんにそう提案してみる。
だって、きっとこの会社で私と一番年齢が近いであろう彼女。
あまりにも敬語で丁寧にされると壁を作られているようで、
レイが傍にいない分何だか居心地の悪さを感じてしまう。
何を言われているのか分からないという顔で私をぽかんと見つめている。
無理なお願いだったかな。
「無理なら…」そう言いかけると
「いいんですか?」と弾んだ声が返ってきた。
今度はこちらがその勢いに気圧されていると
お人形さんみたいな私に緊張してしまって、
しかも火傷を負わせてしまったのが心苦しくて
ついこんな風にしてしまったとか。
いちいちかわいくて、それにいちいち舞い上がってしまってとか。
聞いてて身もだえするほど恥ずかしいコトを力説した後
出来ればお友達になって欲しいと思ってると
言ってくれた百瀬さんに
「嬉しいです!是非!」と思わず口をついて出た言葉に
狂喜されハグされて。二人で笑いあった。
レイ、どう?私、早速年上のお友達作れたわよ。
今日差し入れで持って行ったワッフルを食べながらのコーヒータイム。
「美味しい!いつも差し入れしていただくスイーツホントにどれも美味しくて!」
「よかった。学校にねスイーツ情報すごいお友達がいてね。
その子に教えてもらってるの。」
「そうなの!ホントに美味しい!」
「百瀬さんは何系が好き?フルーツたっぷり系とかは?」
そう言うと、はしゃいでいた百瀬さんがピタと止まる。
「ね、百瀬さんじゃなくて。まりか。名前でまりかって呼んで?」
「まりかちゃん、じゃなくて?」
流石に年上のお友達呼び捨てには出来ないよ。
「アメリカでは、ジョンとかメアリーとかってそう呼ばない?」
うん、呼ぶよ。と呟く。でも…….。