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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第7章 Second contact
レイたちを見送って数時間後、

“夕凪”が重度の貧血と発熱のため念のため入院するが、

火傷は軽傷で心配ないと連絡があったと桜井が報告してきた。

社長室のデスク前、目を真っ赤にして泣いている百瀬と、

真っ青な顔をして立っている一ノ瀬。

「……だそうだ。」

デスクの椅子の背もたれに背を預ける。

「不慮の事故とはいえ、防げる事故だったんだぞ。」

“夕凪”の報告をしに来たときは安堵の表情だったが、

上司として部下に忠告する立場にある桜井は、二人に厳しい表情を向けてそう言い放つ。

「……申し訳ございませんでした。」

「僕の不注意でご迷惑おかけし、大変!申し訳ございませんでした!」

消え入りそうな涙声と

体育会系そのものの謝罪の言葉と共に二人は深々と頭を下げる。

「謝罪の気持ちがあるなら。」

ゆっくり椅子から立ち上がる。

「仕事で返せ。」

二人がゆっくり顔を上げる。

「百瀬は、夕凪のデザインが決まったらパタンナーとして。」

「え!クビじゃ…」

フッと鼻で笑い

「仕事で返せ、と言ったはずだ。」

一ノ瀬の方を見ると兵隊よろしく背筋をビッと伸ばして立っている。

「一ノ瀬。お前の企画、通ったぞ。」

目を見開く一ノ瀬

「あれを“夕凪”とコラボさせろ。いいな、仕事で返せ。」

「はいっ!」

敬礼までしやがった。


まだグズグズ違う意味で泣く百瀬と興奮気味の一ノ瀬が部屋を出ていく。

「なんだ、おまえはまだここに何か用か?」

応接ソファにふんぞり返って座る桜井に嫌味っぽく言ってやる。

ふんっと鼻で笑って桜井が文句ありげな顔でこちらを見る

「やっぱ社長は俺様でカッコいいですよ。」

よっ!とソファから立ち上がり、続ける。

「あんな言い方されたら、誰だって頑張っちゃいますもん。

 実際、百瀬ちゃんなんてあんなに泣いてたのに、感激の涙になっちゃてたし」

俺の目をじっと見ながら近寄ってくる。

「一ノ瀬は興奮して鼻息荒くなっちゃてたし。」

目を逸らさないまま目の前にやってくる。

「………デザイン、誰がやるんです?」

「デザイナー全員に描かせてみるつもりだが?」

スッと目を細める。

……………?なんだ?
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