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TRUE COLORS ~PURPLE~
第8章 “part-time lover”
「お姫様、今回映画のことで芸能界に少し足踏み入れるんだろ?」
帰り間際雅人がそう言ってきた。
「ええ、原作者としてTVとかマスコミなんかの露出が増えるわ。」
“children”の事を言うわけにはいかないけれど、
かなりの情報通の雅人には語らなくても、何かを感じてくれてはいるようで。
表向きの“夕凪”お披露目があるというところで話をする。
雅人は、そうか、ならばと。
彼の従妹が経営する“cherry blossom”に一度夕凪を連れて行くといいと言った。
「ゲイバーだけどな。」
「ゲイバー?」
「そこに芸能界の大物と太いパイプを持ったママがいる。
ママは俺の従妹だ。少しはレイたちの助けになる筈だ。」
少し笑いながら雅人は続ける。
「レイがママに気に入られて、その店に就職させられちまうかもしれないけどな。」
その軽口に笑う。
ああ、ホントにありがと。雅人。
帰り間際雅人がそう言ってきた。
「ええ、原作者としてTVとかマスコミなんかの露出が増えるわ。」
“children”の事を言うわけにはいかないけれど、
かなりの情報通の雅人には語らなくても、何かを感じてくれてはいるようで。
表向きの“夕凪”お披露目があるというところで話をする。
雅人は、そうか、ならばと。
彼の従妹が経営する“cherry blossom”に一度夕凪を連れて行くといいと言った。
「ゲイバーだけどな。」
「ゲイバー?」
「そこに芸能界の大物と太いパイプを持ったママがいる。
ママは俺の従妹だ。少しはレイたちの助けになる筈だ。」
少し笑いながら雅人は続ける。
「レイがママに気に入られて、その店に就職させられちまうかもしれないけどな。」
その軽口に笑う。
ああ、ホントにありがと。雅人。