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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第10章 Each night(それぞれの、夜)

デザイン画を見てレイが色々素材やらなにやら注文をつけ、

決めていったものを1点ずつ確認しながら、

デザインを形にしていくための指示書を作っていく。

全てのデザインの中から、早急に形にし、お姫様に纏わせたいと

レイが判断してチョイスしたものは全て社長のデザインしたものばかりだった。

本当に、あっぱれなぐらい完敗だった。

嫌というほど、実力の差を思い知らされた。

今夜、社長は1週間の徹夜明けということもあり、

無理矢理定時少し前に帰宅してもらった。

あのやつれ、乱れた姿から推察するに。

ダメだ、と言ったあの日から。

社長はきっと彼女の映画化される書籍を読み込んだ筈だ。

そして、1週間。

きっと寝食を忘れ、書籍のストーリーから感じたモノをそのままに。

自覚していない、彼女への想いそのままにペンを走らせたのだろう。

社長は、バツイチだと聞いている。

お相手は誰だったのかは知らないが、

大学生時代の大恋愛の延長で結婚したと聞いている。

その女性と出会い大恋愛に発展するまでは、

いろんな女性と浮名を流しまくっていたそうだが、

彼女と出会ってからは他の女性を一切寄せ付けなくなり、

彼女一筋だったと聞いた。

社長はその彼女と初めての恋愛をしたのだと、

俺は勝手にそう思っているし、恐らくその通りだと思う。

彼女と結婚したのを機に、モデルとして名を馳せていた社長は

今のこのASAHINAの前身とも言えるデザイン会社を立ち上げる。

公私ともに順調と思われていたが、3年後離婚。

その後会社はASAHINAと社名を改め、

急成長を遂げていくと共に、また社長の浮名が世に流れる。

社長の心の機微は誰よりも分かってるつもりだ。当の本人が気づいていない感情も。

表情、顔色。ほんの僅かな仕草の違い、声。口調。

悲しいかな幼少期から大人の顔色を窺い、

場の空気を読んで生き抜いてきた俺が習得したスキルだ。

俺の身の上なんかは、まあ、いい。

だが、そんな俺が少し色気に目覚めだした頃、

自分の容姿がとてもキレイなのだと気付いた頃。

早モデル界に燦然と現れた4つ上の社長を見た時。

強烈なまでに彼に憧れ、惚れた。

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