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第2章 2　　レイ・ルーカス

．．．．．．．．．言い過ぎたかしら。部屋着もじもじが止まったわ。

「………サオリ？」

俯く彼女が泣いてやしないかと慌ててしゃがみ込み、彼女の顔を覗き込む。

！！！！！！！！！

この私が！力説している！その傍で！居眠りしていやがる！


「くぉら～！！さっさと起きてバスルームへ行って熱いバスタブに浸かって

　その寝ぼけた頭と顔を何とかして来い～っ！！」

私の怒りの雄叫びに弾かれたように椅子から立ち上がり

バスルームに駆けていく彼女の後ろ姿をやれやれと見送った。