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TRUE COLORS ~PURPLE~
第2章 2 レイ・ルーカス
「昨日ね、ちょっといいプロットが思い浮かんだから、
書いてたらもう朝になちゃってて。」
カフェオレボールをテーブルに置き、ちょっと首をかしげながら
眠そうな目をこする姿、この私でも萌える可愛らしさだわっ!
え~え~!そんじょそこらのアイドルなんてクソよっ!
「お仕事に!精を出すのはいいコトだけどっ!」
彼女の可愛らしさに萌え死にしそうな心を奮い立たせ、
腰に手を当て仁王立ちスタイルよろしく、彼女に説教の言葉を浴びせる。
「今日は午後からドレス作るために、私の知り合いのお店に行くって
言ってあったでしょうっ?!」
今10時。
今すぐ彼女をバスルームに突っ込んで。
徹夜で荒れた肌を私がお手入れするとして….。
編集部に寄って。
14時のアポに間に合うのって、ギリじゃないっ!
「えぇ~?ドレスなんて、いいよぉ。」
ふぁあ~とあくびを呑気にしながら座ったまま背伸びする。
「何言ってんのっ!」
キ~ッ!と叫びながら説教モード、全開よっ!
「いいっ?今まで年齢も、名前も、顔も非公開でやってきた
売れっ子作家“夕凪”が!今回の映画化を受けて!
その正体をお披露目するのよっ?!」
ああもう、なにポカンとした顔で私を見てんのよ!
「今を時めく天才売れっ子作家を、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
カリスマデザイナー“ASAHINA”のドレスで華々しくお披露目したいのよっ!」
「天才売れっ子作家だなんて、言いすぎだよぉ~。恥ずかしい…。」
ちょっと顔を赤くして俯き、もじもじと部屋着をいじる姿、萌えるっ!
いや!そこじゃないだろ。
「映画!本の出版よりも、それはそれは大勢の人が関わってくるの!
お金も!あなたはその映画の原作者なのよっ!」
ああダメ。ヒートアップしちゃう。
「売れっ子天才売れっ子作家とはいえ、まだまだこの世界では
ひよっこ同然なのよ?分かってる?
あなたが今まで自身のことを非公開にしていたことを明かす場に
することで、話題性も上がるし。そんな時にちゃんとした衣装を身に着けて
おかなかったら!関係者にも恥をかかせることになりかねないのよ?!」
…………………なにより組織的にもプラスになるし。
「本の売れ行きも良くなるの。次回作だって売れやすくなるわ。」
書いてたらもう朝になちゃってて。」
カフェオレボールをテーブルに置き、ちょっと首をかしげながら
眠そうな目をこする姿、この私でも萌える可愛らしさだわっ!
え~え~!そんじょそこらのアイドルなんてクソよっ!
「お仕事に!精を出すのはいいコトだけどっ!」
彼女の可愛らしさに萌え死にしそうな心を奮い立たせ、
腰に手を当て仁王立ちスタイルよろしく、彼女に説教の言葉を浴びせる。
「今日は午後からドレス作るために、私の知り合いのお店に行くって
言ってあったでしょうっ?!」
今10時。
今すぐ彼女をバスルームに突っ込んで。
徹夜で荒れた肌を私がお手入れするとして….。
編集部に寄って。
14時のアポに間に合うのって、ギリじゃないっ!
「えぇ~?ドレスなんて、いいよぉ。」
ふぁあ~とあくびを呑気にしながら座ったまま背伸びする。
「何言ってんのっ!」
キ~ッ!と叫びながら説教モード、全開よっ!
「いいっ?今まで年齢も、名前も、顔も非公開でやってきた
売れっ子作家“夕凪”が!今回の映画化を受けて!
その正体をお披露目するのよっ?!」
ああもう、なにポカンとした顔で私を見てんのよ!
「今を時めく天才売れっ子作家を、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
カリスマデザイナー“ASAHINA”のドレスで華々しくお披露目したいのよっ!」
「天才売れっ子作家だなんて、言いすぎだよぉ~。恥ずかしい…。」
ちょっと顔を赤くして俯き、もじもじと部屋着をいじる姿、萌えるっ!
いや!そこじゃないだろ。
「映画!本の出版よりも、それはそれは大勢の人が関わってくるの!
お金も!あなたはその映画の原作者なのよっ!」
ああダメ。ヒートアップしちゃう。
「売れっ子天才売れっ子作家とはいえ、まだまだこの世界では
ひよっこ同然なのよ?分かってる?
あなたが今まで自身のことを非公開にしていたことを明かす場に
することで、話題性も上がるし。そんな時にちゃんとした衣装を身に着けて
おかなかったら!関係者にも恥をかかせることになりかねないのよ?!」
…………………なにより組織的にもプラスになるし。
「本の売れ行きも良くなるの。次回作だって売れやすくなるわ。」