この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
漏らしちゃったの?
第3章 お漏らし矯正と同棲生活
わたしの休みと伊倉さんの休みはすれ違う。
土日休みではない伊倉さんが、帰ってくると家にいる。
「おかえり」
ご飯を作りながら、待っててくれる伊倉さん。
「晩御飯……」
「今日は和食にした」
「お腹空いた……」
おいしそうな匂いに釣られるようにして、着替えて手を洗う。
「海、トイレ。行っときなね」
帰ってきてすぐにそう言われるのは、わたしが尿意を忘れてしまうことがあることに、伊倉さんが最近気づいたからだ。
朝と晩はもちろん。時間の節目にこまめに声がかかる。昼間は『休憩中にトイレに行くこと』と言われている。
そうすることで、朝方の失禁率が減ってきた。朝、おしっこがぐっしょり出て目が覚める、最悪の目覚めもここのところ少ない。さすが伊倉さんである。
トイレを済ませて出てくると、伊倉さんの陽気な鼻歌が、キッチンから漏れだしていた。
2人で席について、『いただきます』
今日1日のことを何となく話したり聞いたりしながら、夕食を食べた。
夕食後、録画していたドラマが溜まっていて、テレビに見入っていた。
3話分、今日は見ると決めている。お風呂も入ったし、今日はもうリラックスタイムだ。
見始めて30分くらいがたった頃、伊倉さんから声がかかる。
「海、トイレ」
「んー、今いいところだから後で」
風呂上がりから2時間が経過している。
そろそろ行きたいなぁという感覚はあったものの、まだ我慢できるので、そのままにしていた。
「もぞもぞしてるのバレてるよ。録画止めて今行ってきな」
ドラマは結構いいところに差し掛かる。ここで止めたくなかったので、返事は生返事のまま。集中するとどうしてもその場を動けない。
ドラマを1話、見終わった頃。
振り向くと、真後ろに伊倉さんがいて、にっこり笑いながら言っこちらを見下ろしている。
土日休みではない伊倉さんが、帰ってくると家にいる。
「おかえり」
ご飯を作りながら、待っててくれる伊倉さん。
「晩御飯……」
「今日は和食にした」
「お腹空いた……」
おいしそうな匂いに釣られるようにして、着替えて手を洗う。
「海、トイレ。行っときなね」
帰ってきてすぐにそう言われるのは、わたしが尿意を忘れてしまうことがあることに、伊倉さんが最近気づいたからだ。
朝と晩はもちろん。時間の節目にこまめに声がかかる。昼間は『休憩中にトイレに行くこと』と言われている。
そうすることで、朝方の失禁率が減ってきた。朝、おしっこがぐっしょり出て目が覚める、最悪の目覚めもここのところ少ない。さすが伊倉さんである。
トイレを済ませて出てくると、伊倉さんの陽気な鼻歌が、キッチンから漏れだしていた。
2人で席について、『いただきます』
今日1日のことを何となく話したり聞いたりしながら、夕食を食べた。
夕食後、録画していたドラマが溜まっていて、テレビに見入っていた。
3話分、今日は見ると決めている。お風呂も入ったし、今日はもうリラックスタイムだ。
見始めて30分くらいがたった頃、伊倉さんから声がかかる。
「海、トイレ」
「んー、今いいところだから後で」
風呂上がりから2時間が経過している。
そろそろ行きたいなぁという感覚はあったものの、まだ我慢できるので、そのままにしていた。
「もぞもぞしてるのバレてるよ。録画止めて今行ってきな」
ドラマは結構いいところに差し掛かる。ここで止めたくなかったので、返事は生返事のまま。集中するとどうしてもその場を動けない。
ドラマを1話、見終わった頃。
振り向くと、真後ろに伊倉さんがいて、にっこり笑いながら言っこちらを見下ろしている。