この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
漏らしちゃったの?
第6章 経過観察

それで今度は、毎晩夜中にアラームをかけて起きることになった。
アラームをかけてくれたのは伊倉さんで、起きることができれば、朝、オムツの中が不快な感触で起きることが少なくなった。
「海」
「ん……」
夜中の3時、必ず毎晩声がかかる。
仕事で疲れて眠った日は、起きるのがつらくてパスすることもあった。
「海、ほら起きるよ。トイレは? おしっこ、行きたくない?」
伊倉さんはそんなわたしに易しい言葉で声をかける。
ここで行かないと言うと、朝は不快な感覚で目覚めることになるので、なるべく行けるように起き出す。
「おしっこ、行く…………」
眠い目を擦りながら何とか起き上がると、伊倉さんもついてくる。
尿量を確認するためだそうだ。治療に関しては、伊倉さんの方がマメだ。
オムツも、テープで止めるタイプのものから、履くタイプのものになって、夜間トイレに行きやすくなった。
トイレに座って、用を足す。自分が思った尿意より、大量の尿が出るようだった。
「海、おしっこ漏らさなくてえらいね」
伊倉さんがオムツに漏れていないのを確認すると、そう言って頭を撫でてくれる。恥ずかしさを眠気で誤魔化して、また2人で寝室に戻る。
それで、朝はやっぱり膣圧を鍛えるトレーニングを欠かさない。
「はい、海、ちゃんと力入れて」
「んんん…………」
「微妙かなぁ……ごめん、ちょっと触るよ」
毎朝、膣圧を測定している。数値が思わしくないと、肛門やクリトリスを触られて、悩ましい吐息が漏れる。
「んあああ…………」
くちゅくちゅと、少し触れられただけで、蜜壷は愛液で満たされる。
「はい、もう1回だよ。ちゃんと力入れて」
いれて欲しい感覚はいつもあるのに、伊倉さんは決して自分のものをあてがうことはしない。

