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漏らしちゃったの?
第2章 海の秘密

やっとトイレについたのに。
じわじわと漏れ出る感覚に、あたふたしながら、急いでストッキングとパンツを下ろす。
ここまで連れてきてくれた彼は、トイレの外にいた。
シャー…………ジョボジョボジョボ…………
太い水温と、滴る音を交互に繰り返す。
排尿音は思いの外長く、思ったよりおしっこを我慢していたことに気づかされる。
排尿が終わったあとに、ぐっしょりと濡れたパンツとナプキンを見て、ため息が出る。
午前中の仕事が終わるまで、このままかな……
そんなことを考えていたが、外から伊倉さんの声がかかった。
「終わった? 下着ダメになってないですか?」
控えめなその声に、小さく返事をする。
「……濡れてます」
「少し、開けてくれる?」
そう言われて、トイレのドアに隙間を作った。
「これ、あげるよ。履くタイプのやつじゃなくて、悪いんだけどさ」
そう言われて、差し込まれた彼の手に握られていたのは、お腹の方をテープで止めるタイプのオムツだった。
「これは……はずかし…………」
躊躇うわたしに、伊倉さんは言う。
「恥ずかしいかもしれないけど、履いてた方が安心だよ」
おずおずとお礼を言いながら受け取って広げる。
初めて手にするオムツは、使い方がわからずに戸惑った。
「あの、付け方…………」
広げると1枚の長い帯のようなものになってしまって、どうしたらいいかわからない。
「わかんない? 手伝うよ」
「え!」
……自分だけでは埒があかず、結局手伝ってもらうことにした。

