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第8章 伊倉さんと暮らす日々

今日は、伊倉さんの言葉通り仕事を休むことにした。


昼間はなんとかプリンを食べて、夜は伊倉さんが帰ってきてから食事をとる。



「海〜、大丈夫だった？」

「うん……」

「なんか食べられた？」

「プリンだけ」

「ん。仕方ないね。夜は軽めのもの作るから、ちょっと食べて。いまは？気持ち悪い？」

「いまは大丈夫」

「そっか、わかった。じゃあ準備するから」



事細かにわたしの状態を聞くと、伊倉さんは台所へ立つ。