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保険外交員の営業痴態
第9章 デカチンを挿入
「霧島さまは素敵な男性なのに
あの女は生意気でしたね」
エレベータの中で
気まずい雰囲気だったので
真由美は何か明子さんに話しかけなければと
話題を振った。
「あの女、霧島とデキてると見たわ」
数字がどんどん減ってゆくエレベーター内の
フロア表示パネルを見ながら
明子さんはそう言った。
「えっ?そんなことどうして…」
「だって霧島のデカチンを見ても
驚きもしなかったし、
私たちに敵意をむき出しにしていたもの」
そう言われればそうだ…
「あ、そういえば私…
安全日じゃなかったんですけど」
私たちは安全日ですからと
啖呵を切った明子さんの台詞を思い出しながら
真由美はそう言った。
「そんなのどうでもいいよの、
喧嘩上等の捨て台詞なんだから」
あなたもこの仕事を続けるつもりなら
ピルぐらい飲んでおきなさいねと
本気か冗談か明子さんはそう言った。
「どう?食事でもして帰る?」
大口の契約が取れたんだもの
奢るわよと明子さんが言ってくれたけれど
まだ霧島の名残りが垂れてきているのか
股間が冷たいので
早く帰ってシャワーを浴びたかったので
このまま失礼することにした。
「そう…ねえ、あなた正社員にならない?
あなたとコンビを組めば
上手くやれそうな気がするわ」
別れ際に明子さんは
その気があれば私が会社に推挙してあげるわと
妖しく微笑んでくれた。