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第16章 愛を抱きしめて

「しかも…彼女、二股をかけていたんだ」

「えっ？」

進一の告白には驚かされてばかりだ。

「俺、見ちゃったんだよ
あいつが見知らぬ男と
ラブホテルから出てくるところをさ…」

あいつにとって俺は
単なる金づるだったと言うわけさ…

真剣に彼女の事を愛していたのね…
おにいちゃんの涙が全てを物語っているわ

「おにいちゃん、私…」

「あ！勘違いしないでくれよ
真由美にプロポーズしたのは
彼女にフラれて
やけっぱちになった訳じゃないからさ」

うん…わかってる…

過去なんてどうでもいいの…
私だって仕事のために体を許す女だもん…
決して綺麗な体じゃないし
純情な乙女でもないし…

「くだらない話をしちまったな
さあ、今度こそ
ちゃんとした内定のお祝いをしてやるから
飲みに行かないか？」

進一は体を起こそうとしたが
真由美はしっかりと抱きしめて
進一を離そうともしない。

おまけに膣はガチガチに締め付けて
フニャちんを抜かせない。

「真由美？」

「おにいちゃん、私の返事、聞かなくていいの？」

「返事？ああプロボーズの…
いいんだ、戯れ言だと思って忘れてくれ」

「ダメ！プロポーズなんて
一生に一度なんだからね！
私、戯れ言だとおもっていないからね！」

「えっ…じゃあ…返事は…」

「もちろんオッケーに決まってるじゃない！！」

真由美の返事を聞いて
膣の中のフニャちんに
ふたたび強度が戻りつつあった。


完