この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
保険外交員の営業痴態
第11章 ドライバー 白山広大

『男の白い汁って…』
考えられるのは精液しかないじゃないか!
白山さんは慌てて身を引いた。
肩に頭を乗せていたものだから
城崎さんはおもいっきりシートに頭をぶつけた。
「やだ~っ…痛っ~いぃぃ」
城崎さんは大袈裟に頭を撫でた。
「あ!すいません!大丈夫ですか?」
白山さんは「頭のどの辺を打ちましたか?」と
介抱しようと身を乗り出した。
「嘘ですよ、大丈夫です」
城崎さんは妖しく笑うと
頭を覗き込む白山さんの首に腕を回して
「捕まえた~」と無邪気に笑った。
自然と互いに見つめ合う至近距離に顔が近づく。
「ね…思い出づくりしよ?」
最後に気持ちいい思い出を作りたいの
そう言うと城崎さんは静かに目を閉じた。
どこからどう考えても
これはキスをおねだりしているに違いない。
「ごくっ…」
思わず白山さんは生唾を飲み込んだ。
『ダメだ。ダメ、ダメ!
恋愛感情もないのにキスだなんて…』
頭ではいけないと思いながら
熟女のいい匂いに負けて
白山さんは城崎さんの唇を奪った。
「嬉しい…
私を女として見てくれてるのね」
妖艶という文字がぴったり似合う女だ。
キスを交わしてしまうと
もう止まらなくなった。

