この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
保険外交員の営業痴態
第11章 ドライバー 白山広大
「やだ、何をニヤニヤしているの?」
真由美の声で白山は現実に引き戻された。
『城崎さんは幸せに暮らしているかな?』
あれから10年…
城崎さん、俺はいまだに
しがないバスの運転手だけど
こうやってバスの乗客からモーションをかけられて
今、とても幸せな気分だよ…
さて、では美味しい思いをさせてもらうとするかな
白山は真由美に襲いかかろうとした。
その時、艶っぽい表情をしていた真由美が
不意に「ねえ、運転手さん」と
急に事務的な口調になった。
「えっ?な、何でしょうか?」
もしかして、この子、売春婦?
抱かせてやるから金をよこせと言うのか?
「バスの運転って危険なときもあるんでしょ?」
「そりゃあ、
善良なドライバーばかりではないからね
時には強引な割り込みもあってヒヤッとするよ」
「ですよね?そこで…」
真由美はバッグから
生命保険のパンフレットを取り出した。
「万が一のために保険に加入しません?」
「そういうのは会社が入っているから」
「ダメダメ!
会社なんていざというときは冷たいものよ
あなた自身のためにもぜひ保険に入って欲しいわ」
「う~ん…どうしようかなあ…」
「入ってくれたら…
私を自由にしていいのよ」
真由美は脚を大きく開いて
シミの付いたショーツを白山に見せつけた。