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短編集 一区間のラブストーリー
第8章 第八話

何も出ないと宣言したとおり、
その夜の食卓は翔太が子供の頃から食べてきた質素な料理が並んだ。

おふくろの味といえば聞こえはいいが
せっかく次男が帰省してきたんだから
もう少し食卓を華やかにしてくれればいいものを…

がっかりした表情を読み取った義姉が俺にそっと耳打ちしてくれた。

「私が嫁いできてからも台所はお義母さんの独断場なの…
私に料理をさせてくれないのよ…」

朝から晩まで野良仕事よ…
これじゃあ、人夫に雇われたようなものよ…

そう言って義姉は寂しい笑みを浮かべた。


兄貴が出稼ぎなどせずにこの家にずっといれば義姉の気分も安らぐのだろうが
一年のうち半年は家を留守にするのだから義姉としてはたまったものではないだろう。



食事は質素だったが風呂には一番風呂に入れてくれた。

一番風呂と言っても父は風邪気味だから風呂はやめると言い出し、
お袋は生理だからと
(おいおい、まだ生理があるのかよ)お鉢が回ってきただけに過ぎなかったが…

俺が風呂から上がり、脱衣場から出ると入れ替わりに義姉が入っていった。


部屋に戻ってから腕時計を脱衣場に置き忘れたのに気づいた。


「お、やっぱりここにあったか…」

脱衣場にゆき俺は腕時計を手にしてから、
ふと何気なく脱衣カゴを覗くと義姉の下着が目にとまった。

翔太に悪魔のささやきが聞こえた。

『女は長風呂だ…義姉はさっき浴室に入ったばかり…
ちょっとだけ失敬しておかずにしちゃえ…』

翔太はその声に逆らわず、
気づけば義姉の脱いだショーツを掴み自室に戻った。

脱ぎたてのショーツの温もりを手にした時から下半身の男性シンボルはギンギンだった。

急いで下半身を丸出しにすると、
ショーツを鼻先に持っていき女盛りの義姉の秘部の残り香を楽しんだ。

タテスジの綺麗なシミからはなんともいえない匂いがした。


『ああ…千佳子さん…』

妄想はどんどん加速し、千佳子の秘部を妄想して右手をせわしなく動かした。

疲れマラというやつか、
ギンギンに勃起しているもののなかなかフィニッシュには到達しなかった。


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