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あなたの手当て
第1章 初めての部屋
【side菅波】

2人の気持ちが通じ合ってから
僕は初めて永浦さんを自分のマンションに呼んだ。

さすがに自分でも引いてしまうくらい
下心見え見えの行動に間違えられても
仕方ない事だとは思いながらも
さすがに汐見湯では人目もあるし
いつものコインランドリーでは
当然ゆっくりも出来ない
手近で2人でゆっくりできる場所を考えると
行き着く所は結局自分の部屋だった。

部屋の鍵を開け

「どうぞ、中散らかってるけど入って」

彼女を促すと
最初は入るのも遠慮っぽく
恐る恐る入っていった。

「お邪魔します」

電気を付けると
永浦さんはキョロキョロ
部屋を不思議そうに見回していた。


「ホントにサメ好きなんですね」

「適当に座って」

言ってから
ベッドに座らせるのも気が引けるし
床に座らせるのもどうかと考え
キョロキョロ見回して
ひとまずデスクの椅子を出して
永浦さんに座ってもらう。



「何か飲む?コーヒーインスタントだけど」

しまった、何か気の利いた飲み物でも
準備しておけば良かった。

どうでもいいことですら
気を遣ってしまっている自分がもどかしい。

「あの、先生、お構いなく」

永浦さんもひたすら遠慮がちだ。

「じゃ、コーヒー入れるね」

とりあえず
この空気をどうにかしたい。

湯沸かしポットのお湯が湧く間
ボコボコという音だけが
静かな部屋に響く

しばしの沈黙

僕はひとりで
逡巡してしまう。
この状況、一体どうしたらいい?



「あの、永浦さん?」

僕が切り出すと同時に

「あの、先生?」

咄嗟に目が合ってしまった。

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