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離島性体験 〜M男君〜
第3章 島の町の暮らし孤独、馴染めない、苦しみ。
1986年10月29日 玉城 卓郎様

そう書かれた荷物が卓郎の部屋の襖の前に置かれていた。

先生

差出人にはそう書かれていた。開けると新聞の上に手紙が置いてあった。

卓郎くんへ

ちゃんと食べてる?

先生が初めて卓郎くんに聞いた言葉です。そして私が先生としての最後の言葉だった。女性として私は「正しかったと思う」その答えを卓郎に伝えた。でもそのわがままも終わりです。

「卓郎くん、正しい選択だったと思う」今度は先生として卓郎くんに伝えます。アキッ。って呼ばせてた私は先生に戻るよ。

ちゃんと食べてる?

今でも卓郎くんを心配してます。優しすぎるし、正直すぎる。だから先生はあなたを構いたくなる。離れたのにまだあなたのことを考えてしまう。

だからまた手紙を書きました。あなたは一人じゃないよ。先生は離れてもずっと見守ってます。一人にならないでよ。部活も頑張って。実は先生もテニス部でした。私のラケットを使って。好きだったラジオを録音したから送ります。

先生より

ラケットのグリップは細目で少し摩れてる。カセットテープにはシールが貼ってあり完結と書かれていた。

(卓郎。私はあなたと二人で夕食を食べてたあの時からこのラジオ番組を聞いて録音してました。あなたがいなくなった後も聞いてたんだよッ・・・・ごッごめんなさいッ。スッ、止まらないのゥッ。卓郎ッ、止まらないよォッ。・・・はッ離れてからもこれを聞いて思い出してたんだよッ・・・終わったよッ・・・・一人の時に聞いて下さい。)

その声は涙で染まっていた。何本かに別れたテープの最後にアキの声が残っていた。

卓郎の目に水が溜まって焦って手が震え小さく呟いてまた巻き戻して再生した。

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