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黒い瞳
第3章 淳子~6歳~
そして、驚いたことに、
いつも猛々しい八神の角(つの)が ブラリと尻尾のようになっていたのだ。
さらに淳子の目を見張ったのは
男湯の男達みんな、尻尾のようなものをブラブラさせていたことだ。
赤黒く立派な尻尾もあれば、
貧弱で飾り程度といった大小さまざまな尻尾があるんだと淳子は思った。
八神は、淳子にかけ湯をさせた後、
洗い場に連れてゆき
「さあ、おじさんが洗ってあげよう」といって
石鹸を手で泡立てた。
「おじさん、手ぬぐいを使わないの?」
そう言うと、 淳子ちゃんの肌は柔らかいから
ゴシゴシ洗うと可哀想だからと言って、
手で身体を撫でるようにして洗ってくれた。
八神は、お股とお尻を、手足以上に丁寧に、
何度も何度も撫でながら洗ってくれた。
見ると、八神のお股の尻尾が
どんどん大きくなり、 角(つの)に変わりつつあった。
突き刺される!
淳子は怖くなり失禁してしまった。
股間を洗っていた八神の手を
小水が流れ落ちていった。
「しっこしちゃったのかい?いけない子だねえ」
八神は口では淳子を叱ったものの、
その目はいやらしく笑っていた。
その夜、いつものように襖がカタカタと揺れることはなかった。
淳子は、安心し、深い眠りに落ちていった。