この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
短編 出張の一夜
第2章 一部屋の一夜

少し気分が重いまま湯に浸かったが、
温泉の気持ちよさがそれらを吹き飛ばした。

『上司と部下よ…
そんな襲ってくるなんてことは絶対にないわ!』


それにお互いに疲れきっているのだから
すぐに深い眠りに落ちるにきまっているわ
そう自分に言い聞かせた。


桧山は温泉から戻って部屋を見てビックリした。

2組の布団が隙間なく
ピッタリ並んで敷かれていたからだ。

『おいおい、いくらなんでもこれはマズイだろう』

桧山が布団を引き離そうと
手をかけた時に藍子が温泉から帰ってきた。

見方によっては桧山が
布団を近づけているようにも受け取れない
そんな場面だった。


「あ、いや、違うんだ。
あまりにもピッタリくっついていたからさあ
少し隙間をつくろうと…」

何をしてるんですか?と聞かれてもいないのに
桧山はなぜか弁解めいた言葉を
自然と口に出していた。

「そ、そうなんですか…」

じゃあ、私も手伝いますと、
藍子が反対側へ布団を引っ張った。

そのとき、屈んだ藍子の浴衣の胸元が
少しはだけて見事なデコルテが
桧山の目に飛び込んできた。

あわてて目を逸らしたが、
藍子は桧山の視線に気づき、
こちらもまたあわてて浴衣の襟を正した。


/27ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ