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サマースクールみつげつ
第2章 同居男子は明らかに見覚えのある…
<1番建物にようこそ>
そんなタイトルで始まる掲示。
その下に書かれた文章を、モモが読み始めた。

「このサマースクールは、原則として、各自個室で3カ月間を過ごす決まりです。しかし、皆さんは特に選ばれました。ここで3カ月間を集団生活してください。生活のルールは、自由に決めてください。食事は配膳コーナーに自動配膳されます。食べ終えたら配膳コーナーに食器を戻しておいてください。建物内の各種設備は自由に使ってください。以上」
女子たちは、顔を見合わせきょとん。
「え?それだけ?」
トモが問う。
「うん、これだけ」
モモが答えた。まだ互いに自己紹介をし合っていないので、学年を知らずタメ口会話である。

「うざ~」
ミユが嫌な顔。他の女子たちも、同じような表情になった。
3か月間個室閉じ込めは、自由を奪われるわけだが、反面その間何もしなくてよいという気楽さがある。肌着など着替えは部屋備え付けのバケツ状の小型洗濯機で自分でやればいいし、点呼などの面倒なものも無いから朝寝坊し放題、ゲーム遊びも禁止されてないから遊び放題。
しかし集団生活となると、そうはいかなくなる。

掲示の横に、この建物内の部屋の見取り図と、建物に配属された12名の名簿が顔写真付きで貼り出されている。
見取り図によれば、建物は3階建て。1階は食堂・浴室・ジム。2階は12の個室。3階は広々としたスイートルーム?屋上もあり、プールがある。
建物の周囲には、テニスコートやミニバスケコート。
建物はこの会場内では孤立していて、近くに他の人のいる個室群が無い。

「え?12人?」
いつの間にかオナニーをやめ立ち上がって名簿を見ていたすっ裸のカコが、すっとんきょうな声を上げた。
他の女子たちがぞろぞろと名簿の前に。
自分たちの人数を数えると11人。おかしいな?
名簿には、全員下の名前だけカタカナで記されていた。
そして11人女子たちの22の瞳が、名簿のいちばん下の名前と顔写真に釘付けになった。

<カツキ>
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