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いろはにほへと~色は匂えど~
第2章 寺子屋

ぬか床を掻き混ぜている
お吉の尻を見ているうちに
策ノ進のへのこ(ペニス)は
ムクムクと滾ってきてしまった。
『いかん、いかん。何を欲情しておるのだ。
お吉は世話になっている庄屋の娘ではないか…
恩義に背くような事をしてはならん』
策ノ進は己の股間に向かって諫めた。
だが諫めても
懲りぬように股間のイチモツはギンギンとなり
ふんどしを突き破らん勢いだった。
「あかん…けっこう重たくなってしもたわ…
なあ、これを片隅にやりたいんけど
手伝うてくれへん?」
ハアハアと荒い息を吐きながらお吉はそう言った。
今、立ち上がれば
勃起しているのがバレてしまう…
かと言って、顔を真っ赤にするほど
力を入れて樽を押すお吉を
手伝わない訳にも行かない。
ええい、ままよ…
どうせ小娘ゆえ、
股間の勃起の意味さえ知らぬだろう…
策ノ進は股間の膨らみが
なんでもないという顔をして立ち上がり、
お吉と一緒に樽を押した。
樽はお吉の望む場所に収まったらしく、
ハアハアと息を吐きながら
「おおきに」と礼を述べた。
「た、容易い(たやすい)ご用でござる…」
策ノ進はそそくさと
お吉の傍から逃げようとした。
その手をお吉が引き止めた。
「あんた、うちのお尻を見て
おめこ(おまんこ)しとうなったんやろ?」
図星だった。
だが、それ以上に
うら若き娘のお吉が『おめこ』という言葉を知っているのに驚いた。

