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濡れるハイスクール
第3章 あおい と 美幸
翌日…
「ねえ、放課後は大井崎先生の家に行くんでしょ?」
美雪はワクワクした表情であおいに聞いた。
「今日はパスね…」
「どうして?
昨日の動画で先生を言いなりにしようっていう計画だったじゃん」
「編集しなきゃ…
あのままならどう見ても
あんたが誘っているようにしか見えないし…」
「言えてる…」
「それに今日は何だか熱っぽいのよ…
悪いけど計画は明日以降にしてくれない?」
「そっか~…わかった…お大事にね」
大井崎先生の家に行けないのは残念だけど
親友のあおいの体調の方が心配だった。
珍しく二人は別々に下校した。
美雪には熱っぽいので
家で大人しくしておくと言ったのは噓で
あおいは単独で大井崎先生の家に
乗り込もうとしていた。
大井崎先生の自宅マンション前で
かなり粘ってみたが
肝心の大井崎本人は
いくら待っても帰ってこなかった。
それもそのはず、
大井崎は今夜もまた学園長の林芙美子に捕まって、
ホテルの一室でせっせと
体の奉仕をさせられていたのだから…