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濡れるハイスクール
第5章 大井崎にもED薬を飲ます

下校前のホームルームを終えて、
大井崎恭輔は片平あおいと沢町美雪が
やけに静かなのを気にかけた。

いや、ふさぎ込んでいるとか
笑顔がないのかと言えばそうでもなく、

両名ともに恭輔と目が合うと
にっこりと微笑んでくれるのだが、

いつもは隣の席同士の二人は
こちらの話も聞かずに
ペチャクチャとおしゃべりをするのが
今日はお互いに顔を合わそうともせずに
真っ直ぐに教壇の方を見つめていた。


教師としては
こちらの話に耳を傾けてくれているのだから
喜ぶべきなのだが、
いつもと違う雰囲気にこちらが戸惑ってしまう。


ホームルームが終わり、
いつもは並んでクラスを後にする二人が
片平あおいだけがサッサと帰ってしまった。

なかなか席を離れない美雪に近づいて
恭輔は「喧嘩でもしたか?」と問うてみた。


「喧嘩してるわけでもないんだけど、
今朝からあおいの態度がおかしいの…
白状するとね、私たち先生の家で
先生を陥れようと動画を撮影したじゃない」

その話が出たことで
恭輔は慌てて美雪の顔の前で手を振りかざし
ストップさせた。

教室にはまだ数名の生徒が残っている。

聴き耳を立てられて変な噂が広まると厄介だった。

「取りあえず…体育教官室で話そうか?」

そう言って体育館二階の
教官室に美雪を連れ出した。


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