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蜜と獄 〜甘く壊して〜
第6章 【あなたに壊されたい】





「お時間です」とボーイさんが声を掛ける。
もう延長出来ないギリギリの時間。




花束だけは受け取る事にした。
高価なプレゼント類は遠慮するよう呼びかけている。
卒業だからといって派手にはしない方向で。
予約はもう受け付けていない。




突然の発表にキャスト側も驚いていたようだ。
特にネットでやらかした件で謝罪はされていないけど今となってはもうどうでもいい。
本来ならクビらしいけど本人が言わない限りは続けて欲しいと思った。




居辛くなって辞めるのは自由だ。
でもこの仕事している以上は図太く生きなきゃ残っていけないの。
知らん顔してキャスト続けるなら上目指せると思う。




こんなド素人が夢見させてもらって本当、感謝しかないんだ。
自分に出来るか不安だらけで試行錯誤して今の自分に辿り着いた。
此処でしか見れない景色たくさん見れたよ。




後悔してたみたいだけど、私は堤さんにこの仕事に導いて貰えた事は今後の財産になると思う。
普通の人には理解し難いのかも知れないけど、私は後悔していない。
むしろ、誇りだ。
私自身を認めてくれた場所だから。





「最終日、そのまま旅行行きませんか?」




出勤日最後の日は堤さんも休みを合わせてくれている。
その時点で周りにはバレバレなのかもね。




二つ返事でOKしてくれた堤さんにも感謝を伝えたい。
その時にちゃんとお返事もしますね。
車で行って何処かのホテルや旅館で一泊して羽根を伸ばすのも良いかも知れない。




その前にやり遂げなければならない事もあるけれど、最後に自分へのご褒美も良いですよね?




自分勝手でごめんなさい。
最後の日を迎えたら全て解決してる。
だからもう少し、私に勇気をください。
抱いて………この身体に刻み込んで。
あなたは私の生きる糧だから。













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