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Kiss Again and Again
第9章 高梨さん

 薄手のニットのワンピースの上に 長襦半を着、三人がかりで フェイスタオルを何枚も使って補正し 着物を着せてくれた。
 後ろ襟は ワンピースのファスナーを少し下ろしてつくろった。
 立ったまま されるがままになりながら わたしに抱きつくようにして 腰紐を絞める高梨さんを見下ろす。 
 洗い上げた 貝殻のように綺麗な高梨さんの耳がある。
 他のふたりには聞こえないのを確認して さっきの仕返しのつもりで
 「耳 食べちゃいたい」

 しばらく 無反応だった高梨さんが 膝をつく姿勢で おはしょりに手を差し込んで直しながら 上目使いで わたしを見た。

 「だれや?」

 冷たい声に どきり、とした。
 今ので わかる とか・・・

 今日は その話もするつもりで来たのだけれど。

 「立花海」

 腰紐を きゅぅっと 必要以上に締め上げる。

 「帯は 西陣の金やな」

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