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Kiss Again and Again
第10章 裏切り

 わたしのマンションの部屋並みに広い純子ちゃんの部屋に お布団を敷いてもらった。 この家にいると 東京には騒音がないのかと勘違いしてしまうほど 静かだ。

 「あゆ・・・ まだ起きてる?」
 「お昼寝しちゃったし ここ 静か過ぎて 眠れないかも」

 「・・・ あのね 私 不倫してたことあるんだ」
 「え・・・」 そんな・・・ 重大な話して・・・ いいの?

 「その人 学生だったし 結婚指輪もしていなかったし。 まさか結婚しているとか 思わないよね」
 「後から考えると おかしなことはいっぱいあって・・・ 夜には滅多に会えないとか、 土日は無理とか」

 海と 似てる。

 「でもさぁ 夢中だったから」

 純子ちゃんが 夢中、なの?

 「その人が言っていること 怪しくても 辻褄があわなくても 自分の都合のいいように解釈しながら ごまかして つくろって・・・ 見て見ぬふりして」

 わたしも 見ないふり、知らないふり・・・ ばかり。

 「その人 自分の部屋に 連れて行ってくれないんだよね、何回頼んでも」

 自分の話を聞いてるみたい。

 「ホテル代だって いつも私が払ってたのよ。 まったく・・・ 何やってたんだか」

 ほんと・・・ 人を好きになると 盲目の 愚か者になる。

 「今から思うと その時 いい加減に決着をつけたかったんだと 思うんだけど」
 「嫌がるのに 強引に 部屋に連れて行ってもらったの」
 「見るからに 独り者の部屋じゃあなかった。 そうしたら・・・ なんか ヤケッパチになっちゃって」

 純子ちゃんが? ヤケッパチ?

 「ごめん。 嘘ついた。 その人と エッチの相性 よかったわけじゃあなかった」
 ああ・・・ あの その人のことを知り尽くした後 エッチの相性、って じゅんが言っていたことね。

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