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Kiss Again and Again
第11章  兄 妹

 「樹さんが連れ出してくださったお陰で 本来やってたはずの”恨み節”をやらなくてすんで よかったです」
  「あゆちゃんの”恨み節”って どんななの?」
 「内緒です」
 「キス しよっか」
 「はぁっ?」
 「レインボーブリッジだよ。 キス するでしょう? ふつう」


 キスされた。
 キスを教えてくれた男と別れた日に 6歳年上の 親友のお兄さんに キスされた。

 「たつき・・・さん・・・ キス 上手ですね」
 「・・・ほめてもらったから・・・ もういちど」

 すべてがやわらかく 深くまとわりつき 奪い取ってゆくようなキスだった。

 「でも 不謹慎ですよね」
 「ほめた後で 叱るの?」
 「だって 男と別れたばかり・・・」
 「だから つけこむチャンスでしょう?」

 たとえ迷路の中にいるとしても この人の手を掴むわけにはいかない。 こんな人 わたしの手におえるはずがない。
 樹さんの 腕と胸を押して 離れようとした。

 ああ・・・ こうして 海の胸を押した・・・ 押して 押して・・・別れた。



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