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Kiss Again and Again
第13章 十四夜

 食事は美味しかったのに あまり咽喉を通らなかった。
 樹さんの蜘蛛の糸に からめとられて 動けなくなっていることが 時間まで止めてしまう。

 わたしには ぐい吞み一杯だけ注いでくれて 樹さんは 心地よさそうに飲み進んだ。
 「お酒 強いですね」
 純子ちゃんも お酒が強い。
 「あゆちゃんに酔っているから お酒には酔わない」

 ぐい吞み一杯分でも お風呂上りで あまり食べずに飲んだものだから 酔いが回る。

 「沢山歩いたし 長風呂をさせてしまったから もう 眠い?」
 そんなことを言う樹さんは 目の縁がほんのり染まり 無闇やたら 色っぽい。


 昨日と同じ様に 仲居さんが二人 食事の後片付けをし お布団を敷きに来てくださった。

 その間、 わたしたちは 露天風呂の作り付けの長椅子に腰かけ 満ち足りていない月の明かりを浴び 夜空を眺めていた。 初秋の夜風は ひんやりとして 日本酒で温まっていた身体が 足先から冷えていった。

 背中に回していた樹さんの手が 浴衣の脇の下から入って来る。
 「ここ、八つ口って 何のためにあるのか 知ってる?」
 脇の下の樹さんの手から逃れようと身をよじりながら
 「いいえ。 手癖の悪い男のため?」
 「ほぼ 正解。 好きな男が手を入れやすいように あるんだよ。 嫌な男には 脇を締めれば 拒める」

 樹さんの手は 乳房を揉み始めている。 指の間に乳首を挟み くりくりと擦る。 今更 脇を締めても 拒めない。
 「好きな男だけが こうできるんだよ」

 「人がいるのに・・・」
 「まさか 目と鼻の先で こんなことしているなんて 思わない?」
 そう言うと 襟元を 歯で噛んで開き 晒した乳房に吸い付く。

 「仲居さんが・・・ いるのに・・・」
 「あゆちゃんが 声を出さなければ 気が付かないよ」

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