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Kiss Again and Again
第15章 クリスマス後

 「ねぇ・・・どーしょう・・・」
 樹さんの大きな身体に手をまわし パジャマの中の背中にふれた。
 「好きすぎて どーしょう・・・」
 「あゆちゃん それは お誘いですか?」
 「うーーーん。 ぎゅって してほしい」

 樹さんは 脚まで絡めて 全身で抱きしめてくれる。

 パジャマのボタンを上からはずし 産毛のような胸毛に頬ずりをした。

 「あゆちゃん・・・ また 勃っちゃった・・・」
 骨盤あたりに 大きくて硬いものが当たっているから 気がついていた。

 「樹さんって 絶倫?」
 「あゆちゃんにだけ 絶倫になる」
 「明日 学校」
 「僕は 休み」

 パジャマの中で 素肌の上を 大きな手がうごめく。
 「触られるだけで とっても気持ちがいい」
 そして この胸毛に頬ずりするだけで 気持ちがいい。

 「この身体を あの男が 好きにしたのかと思うと 煮えたぎるような気持ちになるんだ」
 えっ・・・?
 「顔なんか 見なきゃよかった・・・」

 思いもかけない言葉だった。
 樹さんが そんなこと感じていたなんて。 いつも朗らかで 我儘で 破天荒で 大人の樹さん。 この前まで 全てが透明だったのに。

 その感情は わたしもわかる・・・
 あのとき
 あの人が”A”の文字のペンダントトップを見せつけた あのとき
 玄関にあった海のスニーカーを踏みつけた あのとき

 全身の血液が どろどろの溶岩のようになった。 重たく煮えたぎるどろどろしたものが 身体中を ゆっくり ゆっくり巡り 苦しくて 情けなくて 燃えカスになりそうで。

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