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Kiss Again and Again
第19章 恋愛事情

 「そして 何度かお茶したり 食事をすると ”どうして わたしとエッチしないんですか?” ”わたしは そんなに魅力のない女ですか?” 僕が付き合った子は 必ずそう言った」
 「海・・・」
 すくい上げるようにわたしを見ると
 「僕は 女の人の 魅力のバロメーター?」

 わたしは 急いで首を振った。 こんなことで傷ついていたなんて 思ってもみなかった。 あなたの美しさは 両刃のヤイバ?

 「それで 一度でもセックスすると 急に特別を求められる。 勝ち誇ったように 縄張りを広げようとする」
 「海・・・ その言い方 さいてー」
 「そうだよ。 僕は 最低だ」

 そんな悲しそうな目で わたしを見ないで。

 「最低の男が ”好きな子がいるから もう会わない”って言ったら もっと最低? 恋愛しちゃあいけないくらい最低?」
 「きっと ショックをうける」
 「絶対 誤解されないように ”付き合ってくれって言ったから 付き合った。 エッチしたいって言ったから エッチした。 それを終わらせたい”って言ったんだ。 どこまで最低?」
 「バッグで殴られたり ビールを頭からかけられたりするくらい さいてー」


 あのとき 荷物を取りに部屋に来たあのとき 海が言った。 
 「僕は 別れたつもりでいたんだ。 だけど向こうは そうは思っていなかったみたいで」

 もしかしたら あの過ちを二度と繰り返さないため?

 でも 誰にでも心があって どんな人でも 傷つくのよ。 その人は あなたがこんなに傷ついているとは 知らないでしょう?


 「泣かれたこともある。 目の前に座って 泣くばかりで どうしていいのかわからなかったこともある。 きついよ・・・ 最低の僕にだって こんなことは きつい・・・」


 いったい何人の女の人と 付き合っていたの?
  「だから お酒を飲むの?」
 「酔うと 無性にあゆに逢いたくなって・・・ 嫌がられるのはわかっているのに 来てしまう」


 金魚だったら 飼えるのだけど。


 「クリスマスを あゆと過ごしたいから」

 えっ・・・?

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