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Kiss Again and Again
第19章 恋愛事情

 部屋を暗くして 眠ろうとしていた。
 今日は 海のイビキは聞こえない。 シャワーで いくらか酔いが冷めたのだろうか。

 海の言葉は わたしの中の 鎮まっていた水面に 波門をおこした。
 海が 求められ 付き合っていた子達とわたしと どこが違うのだろう。 彼女たちは 海と過ごすために プライドも見栄も捨てたのだ。 わたしと どこが違う? 
 そうすることで 思いがけず 海を傷つけていた? わたしと どこが違うというのだろう。 

 わたしも 海は全てを持っていて 欲しいものなんて何でも手に入る、それを当たり前に思っていると信じていた。 海という人が傷つくなんて 考えたこともなかった。

 思い出を手繰り寄せ 何かしらの証しを見つけようとして 探りまわり いつまでも眠れなかった。


 やっとうとうとし始めたころ 海が起きだし トイレに行ったようだった。
 戻ってきた海が わたしの隣に滑り込むのを 夢うつつに感じた。

 どういうつもり・・・?
 なにをやってるの・・・?

 それは 心の中だけの言葉だったのかもしれない。
 海の腕が ゆるやかに身体にまきつくのを感じた。
 前より やせた?
 でも 人肌って 温かくて いい・・・

 そのまま ひとつベッドで眠った。

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