この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Kiss Again and Again
第20章 初 冬

 わたしとそれほど歳が違わない人が 大きな人生の転機を乗り越えることに 感動すらおぼえる。 
 樹さんは フランス行きを決めたとき どんなだったのだろう・・・ 誰にも相談せず 誰にも引きとめられず・・・


 「あゆ 富士山に心残りはない?」

 山は 一切のまやかしもなく 堂々として美しい。
 「はい。 もう充分です」

 高速道路は 首都高に入るまでわたしが運転した。
 マンションまで送ってもらい 車を降りると
 「じゃあ また」

 また・・・?

 わたしも片手をあげ 海の車を見送った。 車を見送るのは 本当に嫌。

 一晩留守をしても 何も変っていない部屋を見回し 海の電話番号を着拒にし、ラインはブロックした。

 これで元通り、というわけにはいかないけど。 もう近づかないことはできる。

/464ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ