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Kiss Again and Again
第5章 はじまりのはじまり

 車の中で 聞かれるまま 今日食堂であったことを話した。 そして いつの間にか 一週間ほど前におこった 缶コーヒーのことも話していた。 なんだか ぐったり疲れて 警戒心が麻痺しかけているようだった。

 マンションの前で車を停め 
 「送ってもらったお礼に お茶でもいかが、とか 言ってくれないの?」

 びくっ。 そうなるものなの?

 「迫ったりしない、とか言っておいて 情けないヤツだよね」
 ハンドルに顔を埋めるようにして 先輩は言う。 もっと自信満々で 何でもさらりとこなす人かと思っていたんだけど。 そんな姿を見せられたら 胸が痛みます。


 「髪を洗いたいから シャワーを・・・」
 「車を置いて どこかで30分くらい時間をつぶしてくる。 マンションは オートロック? 僕が呼び出しても イヤだったら 開けなくていいから」

 こんなにしてもらったうえに そこまで 言ってくれる?


 あのね
 こんなことまでしてもらって 何も始めることができなかったら わたし ぺっしゃんこになります。 それが・・・ こわい・・・かな?


 シャワーを浴びて 汚された服は 洗剤につけた。 一度洗ったくらいでは 茶色いシミは落ちなかった。 そのシミを見ていると 再び惨めさがよみがえった。 どうしてだかわからないけど 誰かに意地悪をされている。


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